第1章

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君の弱った姿を見たくないからと泣く母、君は残してくアタシを心配して逝けないんだと言う妹。 君にコッソリ水やペーストした食べ物を与える事は、君を苦しませてると言われて沢山悩んだよ。 でもね、君が望む以上はお水も与えるって決めたんだ。 苦しませたくなんかない、、、。 息をしてる間は人間が水を与えてあげる、飲む飲まないは君の意思に委ねるけど水を与えないのは違うと思うから、アタシは反対されてもコッソリ君に与えてあげるね。 これをエゴだと言った妹。 君がもし話せるならどうして欲しいか伝えてくれたらと思うよ。 でも、君を思う形は違っても君を思う気持ちは家族同じなんだと信じてるよ。 君にアタシの声は届いてるかな? 名前呼んでるの聞こえてる? 君が最後に鳴いたのはいつだっただろう。
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