渇いた

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パン屋は自営業。 つまり、俺の家。 タンスから服を出しながら思った。 『清水が着るのは俺の服』 『家にある服イコール俺の服』 って気づいてるのか? 「あの」 清水の声を背中で受け止める。 「どうした」 「服、ちゃんと洗って返します」 「…ん」 頷いた。 やっぱり気づいてない、か。
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