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泰子は声を小さく落としながらも、あっさり打ち明けた。
私のことを信頼して話してくれたと思うと、感謝と責任で心が引き締まる。
「高3のクリスマスですか?」
「はい。でも23日でした。イブや25日は『用事がある』って言われて会えなくて気になったんですけど……。23日に会った時は凄く優しされて、彼の家にも呼んでくれて、そういう関係になったんです」
本題に触れた泰子は、そこから一気に話し始めた。
私が質問を挟む必要もないほど、自分からどんどん語り出す。
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