相談ケース2・それは無理です! 誤解です!

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「何の運命ですか? 勝手に思い込んでも冴子さんだって困ると思いますよ」 「だから新城さんは黙っててくださいよ! 運命っていうのは、僕にとって“最後の恋”という運命です!」 彼の強烈な主張や思い込みに私はビビリまくっていた。 (最後の恋なんて重すぎる……。どうしてこんな事になるの? 私は普通に仕事がしたいだけなのに……) 私が心底悩んでいると、ヨシエが開き直ったように告げる。 「わかりました! 務理様がそこまで言うなら考えましょう」 (ええっ?! ヨシエさん、何を言い出すの? 一体何を考えるのよぉ!)
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