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が、しかし――!
彼は顔を上げ、ヨシエを睨みながら反論する。
「新城さんは無関係なので黙っててください! 今日だって冴子さんと二人きりで話せると思ってたのに!」
ヨシエは呆気に取られた顔で、何も言い返せない。
彼は調子に乗って、どんどん自分の想いをぶつけ出す。
「冴子さんが既婚者でも、片思いでも、いいんです! 僕は冴子さんの写真を見た瞬間、運命を感じたんですから! そして今日会ってみて、運命は本物だと確信しました」
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