相談ケース6・初キスが恐かったんです!~純菜の再相談~

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横目で隣のヨシエを見ると、ヨシエは興味津々の顔で純菜を凝視していた。 ヨシエは自分自身の興味に加えて、愛息ヨシヒトの感情まで背負っている。 「私、本当に隼人君を好きなのか分からなくなりました」 「それはどうして?」 聞いたのは私ではなくヨシエ。 私が声を出すより早く、ヨシエは大きく身を乗り出し、猛獣の勢いで純菜に食いついた。 「だって告白したら……何の返事もなく、いきなりキスされて……」
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