相談ケース6・初キスが恐かったんです!~純菜の再相談~

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「乱暴っていうか、私、ビックリしちゃったんです! 普通は告白したら、返事をくれて……もしオッケーなら付き合って……キスなんて先のことだと考えてたんです」 「そりゃそうよ! 純菜さんの考えが正しいわ! 返事もせずにキスなんて野蛮! チャラ男! 女ったらし!」 ヨシエはここぞとばかりに隼人を批判する。 普段のヨシエからは考えられないほど冷静さを欠いている。 それはきっと、息子ヨシヒトの恋を応援したいから。 この前は息子に向かって「今は勉学に集中すればいい」と言ったけれど、やっぱり心の底ではヨシヒトの恋心を理解していたのだ。 だが少し、いやかなり、私情を入れ過ぎ!
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