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私たちは互いの顔を見て笑い合った。
冗談でも言っていないと、純菜のことが気になってたまらないから。
お昼ご飯はいつも通りにコンビニ弁当を食べ、午後にブログを更新し、夕方も時計を見ながらソワソワして過ごした。
窓から射し込む陽が消え、空が群青色に変わる頃、部屋の電話が鳴った。
私とヨシエは同時にビクッと反応し、私は呼吸を整えながら受話器を取る。
「はい。恋活相談室でございます」
「冴子さんですか? 純菜です!」
耳に飛び込んでくる純菜の興奮した声。
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