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「それもムカつく理由でさぁ。一人は『付き合ってみたらイメージと違った』だし、もう一人は『忠志君には付いていけない』って。全く意味不明ですよ」
和冷賀は話しながら興奮していた。
二人の元彼女が、和冷賀をフッた気持ちは分かる気もした。
だが、彼本人は全然気づいていない。
「話してたら思い出してムカついてきましたよ。それに腹も減ってきたな……。昼飯が少なかったんですよね」
「ここにはサンドイッチかパスタくらいしかありませんけど注文しますか?」
「奢ってくれるんですか?」
「ごめんなさい。飲み物は私たちでお支払いしますが、食べ物は和冷賀さんのご負担になります」
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