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和冷賀に職場恋愛の可能性は無いと分かったので、話を合コンに戻した。
しかし和冷賀は一方的に自慢話を始める。
「俺ね、これでも腕の良い職人なんですよ。作業は早いし丁寧だって、現場監督からも褒められます」
「それは何よりです。お仕事は大切ですから」
「でしょ! 給料だって25歳にしては多い方だし、結婚して家族を養っていける自信もありますよ」
「頼もしくて素晴らしいと思います。それで合コンの話なんですが、」
和冷賀は私の言葉を遮り、まだ自分の話に夢中だった。
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