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「私だって最初は信じられなかったわ。何か裏があるんじゃないかって、ずっと疑ってたくらいよ」
その言葉を聞いて少し安心した。
恋に夢中になるあまり、自分も周りも見えなくなっているわけではなさそうだ。
「その彼とは、もう会ったんですよね？」
「もちろんよ！」
「どんな男性でしたか？ 見た目とかお仕事など……」
「仕事は公務員。フフ、詳しくは内緒ね。見た目はね、ギムタクやジャネーズのアイドルほどではないけど、悪くはないわ。普通以上よ！ 私、面食いだもの」
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