相談者たちからの便り
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西海からのメールを思い出して感傷に浸っていると、部屋の電話が鳴った。 まだ弁当を食べ始めたばかりだが、私は立ち上がって電話の方へ進み、受話器を取る。 「はい。恋活相談室でございます」 相手からの声は聞こえない。 「もしもし。恋活相談室でございます」 私は大きな声で相手に呼びかけたが、数秒の沈黙のあと切られてしまう。 「どうしたんですか?」 ヨシエが私に問いかけた。
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