二人目

20/39

2361人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
しかし 私の願いは 彼女には届かなかった。 香坂さんはなぜか 不満げにGMを 見つめていたけれど。 やがて頭を下げ 静かに部屋を出ていった。 最後 睨まれたように感じたのは 気のせいでは ないかもしれない。 「どうかした? どうぞ、かけて」 先にソファーに 腰かけた彼が 悪意のなさそうな 爽やかな笑顔で言う。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2361人が本棚に入れています
本棚に追加