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私を憎んでいるの?
私は彼に
何をした?
彼をここまで
怒らせるようなことを
私はしたのか。
「君とふつりと
連絡が取れなくなって
俺がどれだけ
惨めで虚しい気持ちになったか……
君にはきっと
わからないだろうね」
笑う彼の怒りが
膨れ上がったのがわかり
後ずさりした。
恐い。
初めて“彼”を
恐いと思っている。
「最後に俺たちが
過ごした夜なんて
君は覚えてないだろう」
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