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私の身体を
甘ったるい毒の沼に落とすのが
誰よりも上手かった人。
「あ……や、やめてくださいマネージャー」
「どうして?」
これ以上なく
薄く頼りない
ストッキングの上から
脚を撫で上げられる。
彼の指先が
制服のスカートを
するするとたくし上げた。
「私は、私たちは、もう……」
「あの頃とは違う?」
私の言葉を
引き継いだ彼が、
真上から見下ろし、笑った。
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