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1ヶ月後…。
優輝は、本当に出て行ってしまった。
すでに大阪での部屋も決めて、引越し業者の車で、優輝の荷物が、全部無くなっていた。
服も、本も、優輝だけが使っていた棚も、何もかも…。
私が、泣きながら書いたとも知らない離婚届も、ちゃんと、持って出て行った。
“そんなに…あっさりなんだ…。
私の事なんて…もう、本当に…どうでも良くなったんだ…。”
宏輝は、小学校…
美輝は、保育園…
私は、休み…
いつもなら、当たり前な1人の時間…。
でも、今日は、違う…。
優輝の荷物がなくなって、少し広くなって…同じ家なのに…今までとは、全然違う空間になっていた。
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