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お義母さんの信じられないような励ましに、私は、びっくりして、お義母さんを見上げた。
「私の浮気…怒らないんですか?」
「怒ってるわよ。
でも…優輝は、何年も浮気して、あなたを裏切っていたのに、何も手伝いしないで、文句しか言わないのが、私は許せない。
お父さんは、浮気もしなかったし、いろいろ手伝いしてくれてたから、たまに、文句言われても、我慢できたけど…
いろいろ、優輝の為にしてくれたのに、辛い気持ちにさせて、ごめんなさいね。
あなた達が離婚したとしても、この家は、あなたの両親が買った家だから、このまま住めばいいし、私達は、あなたの味方だから、いつでも連絡くれたら来るから、何でも頼ってくれていいからね。」
「ありがとうございます…。
お義母さん…あの…もう一つ言わなきゃいけない事があるんです。」
私は、そう言って、お義母さんを、じっと見つめた。
「実は…3人目ができたみたいで、今、2ヶ月なんです…。」
私が、そう言うと、お義母さんは、また、私を抱き締めてくれた。
「そうなの…。
1番体調のひどい時に、こんな事になって…本当にごめんなさいね…。
体調悪くなったら、いつでも言ってちょうだいね。」
お義母さんの優しい言葉に、私は、嬉しくて、また、泣きじゃくった。
「あり…がと…ございます…。」
お義母さんは、そんな私の背中を、優しく擦りながら、優しく抱き締めてくれた。
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