やっぱり……君が好き……。

大好きな人と……

電話を切ったら、また、孤独感が押し寄せてきた。

宏輝に電話する前に、洗濯物も干し終わっていたし、優輝の荷物がなくなって、広くなったし、掃除して、模様替えすることにした。

リビングには、優輝の大量の本を並べる、おっきい本棚と優輝の物を片付ける棚が、あと2つあったけど、それも、なくなったし、一気に、生活感がなくなってしまった。

優輝の荷物がほとんどで、私の荷物は、クローゼットとか、リビングの少ない棚の中に、全部片付けてあったから、クローゼットに片付けてあった棚を、2つ分出してきて、組み立てて、今、並んでる棚の横に並べた。

それでも、広いリビングを見て、寂しくて仕方なかった。

8年間、ずっと、一緒に暮らしてきた優輝が、本当に出て行ったんだな…って、改めて、実感した。

とりあえず、組み立てた棚に、宏輝や美輝のおもちゃ…絵本とかを並べた。