第8章 特訓

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京助視点ーーーーーーーーーーー 視界がぼんやりしている ここは…学園長室か? あれ?特訓してなかったっけ 秘密の部屋みたいな所行って、学園長…あ、師匠と闘って… …負けたのか 「目覚めはどうですか?」 どこかから安心をもたらすような優しい声が聞こえる 「…最悪ですよ」 そうですか、と言いながら紅茶を淹れてくれる なんか、ホッとする感じの味だなー 「口に合いますか?」 「はい、すごくおいしいです てか師匠、なんか背中あたりがムズムズするんで敬語やめてくださいよ」 俺はそう進言する 「そうですか… じゃあお互い特訓の時はやめようか」 微笑む師匠 「え、俺もっすか?」 「もちろん」 「でまさすがにここまで歳が離れてるとなんていうか…」 「私はまだ24だぞ??」 「What?!」 「ある理由で正体を隠さなきゃいけなくてねぇ…」 …!! そうだ、一瞬見えたあの金色のオーラは… 「名前隠してるのも同じ理由ですか?」 「ああ、そうだ 俺も堅苦しく接するの疲れてんだ 特訓の時は正体も口調も隠さずやろうか」 …めっちゃ若者ちっくに話してるけど、まだ見てくれは年寄りだからね? すんごいシュール
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