ごめんなさい。と、ありがとう。

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タクシーに揺られながら着いたのは自分のマンション。 最初は一ノ瀬さんの…って考えたけど、部屋を開けるのに鍵が必要で泥酔いしている彼女のバックの中を探すのに気が引けたから。 だったら自分のマンションに。なんて自分に言い訳しながら自分の部屋のドアを開けた。 ベットに寝かせ自分もスーツを脱いで部屋着に着替える。 「うぅ…ん。」 一ノ瀬さんが寝返りをうちながら 「…ごめんなさい。」 涙が流れていた。 「起きたの?」 声を掛けても返事は返ってこなかった。
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