ごめんなさい。と、ありがとう。

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とりあえずシャワーを浴びて冷蔵庫からビールを取り出した。 いつものソファーにドシッと座りながらベットで寝ている一ノ瀬さんを眺めた。 …どうする俺。 別に初めて女性を部屋に入れた訳じゃない。 一ノ瀬さんは大切にしたい女性だ。 簡単に手なんか出せない。 それでもやっぱり俺も男。 寝てる一ノ瀬さんを見下ろしている。 指で涙の跡をたどりながら別れた男に一ノ瀬さんと別れてありがとうと心で呟いた。
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