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私の学校は、男女混合の水泳部で、文化祭ではプールで演技をしてたくさんの観客がくるという、この学校の名物らしい。
マネージャー希望も私以外に3人。
選手、マネージャー合わせて30人ほどの人気なクラブらしい。
確かに、男女混合だから楽しそうだ。
雰囲気もいいし、先輩も面白くて優しい。
そろそろ片付けるという空気になり、ほっとした。
「ごめーん、面談あって遅れたー(笑)」
後ろの部室から聞こえた声。
声変わりは終わったけど、そこまで低くならず、甘さをもった魅力的…というかまぁ、イケボというやつ。
遅いよー。
もう終わるし。(笑)
口々に、文句をあの人に言う先輩たち。
「ごめんって(笑)」
まず、自己紹介しろよ、部長。(笑)
そう先輩に言われて、前に連れられてきた、あの人。
「あ、はい。(笑)
俺、神崎理玖と言います。
一応キャプテンです、ぜひ入ってね1年生。」
そう言って、にこっと笑って頭を下げる部長さん。
制服をきっちり着て、身長が高くて、ハーフっぽい雰囲気。
1年の女の子が、きゃっきゃ喜んでる意味がなんとなく分かった。
『モテるんだ、この人…。』
そう思った。
帰る支度をしたら、その部長さんに集合をかけられた。
きっちり着てた制服から、爽やかな運動着になっていた。
そして、背中のイラストを見せながら
「俺、イルカ好きなんだ。(笑)」
「だから、勝手にクラブTシャツのキャラ、イルカに変えた。(笑)」
「女の子でも男の子でも着やすいデザインだし、よかったら一緒にこれ着て、頑張ろ?」
そう言って、またにこっと笑った。
「今のところ、入ろうかなぁって思ってくれてる人、手あげて!」
そう言われて、手をあげる人たち。
10人くらいの中の5人ぐらいは手を、あげていた。
私も自然と手を上げていたんだ。
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