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もちろん
僕の気高いナイト――。
「やろうじゃないか」
恋人の貞操を守るため立ち上がる。
と同時に――。
「賭けの内容も聞かずに本気かよ?」
この前振りは他でもない。
乗り気じゃない王様をゲームから逃さない為の伏線さ。
「さて。君が参加しないとなると――和樹くんは、僕か彼の玩具に決定だけど?」
もう決まったことみたいにうそぶいて。
刺激する――嫉妬心。
そして
「まさか天宮征司ともあろう人が怖気づいてゲームを下りるなんて言わないよね?」
自尊心を駆りたてる。
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