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ほどなくして 「とりあえず、シャツを脱げよ?」 食卓で――耳を疑う一言。 九条さんが隣でモンラッシェを吹き出す。 「……なんだって?」 言われた方はなおさら――。 「今の……俺に言ってんの?」 「おまえしかいないだろ?」 「いや、なんでっ……俺?」 もちろん 本当の理由なんて知らされないまま。 「いいから早く脱げ。俺が、この手で、マッサージしてやるって言ってるんだ!」 酔いが回った薫は 王様の餌食にされる。
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