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「どうした?すっごく熱いぞ?」
もともと
弟を虐めるのが大好きな王様。
「人前で脱ぐのはやっぱり恥ずかしいか?」
首筋に触れながら
征司は意地悪く囁く。
「う、うるせぇ……」
薫がすっかりシャツを脱いでしまうと――。
テーブルのキャンドルに照らされた
真っ白な艶めかしい上半身に
誰もが固唾を飲んだ。
「美しい。彫刻みたいだ」
九条さんが呟けば
「ああ、象牙のね」
椎名さんがその後を継ぐ。
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