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「象牙はダメ!動物愛護の精神に反するから」 まったく誰もかれも 僕以外の男に釘付けなんだから。 芽生える嫉妬心。 だけど 徐々に広範囲にオイルを塗られる 巻毛の王子様を見ていると――。 なんだかそれだけで 熱が出そうになる。 なおいけない事に。 「ン……フゥン……」 オイルマッサージで血流がよくなったせいだろう。 いっそう酩酊した薫は 無意識にあられもない声を漏らし始める。
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