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「どっちかな?」
「は?」
「浩一郎さんは
男の子と女の子、
どっちがいい?」
とてつもなく飛躍している
彼女の言葉に、
再び失笑しながら
それに答えた。
「どっちでもいいよ。
って言うかもう疲れたから
寝てもいい?
明日は外来だから
朝が早いんだよね」
「あっ…ごめんなさい」
申し訳なさそうに
俺を見つめた愛梨は
そう言って胸の中に
顔をうずめた。
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