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岡野「?」
葛原「…………」
岡野(葛原さん、さっきから外ばかり気にしてるような気が……)
岸「葛原、どうした?」
葛原「雨が降るといいなって……」
岡野「!!」
岸「おかしなやつだな。スーツや靴が汚れるって、嫌がっていたじゃないか」
葛原「そうでしたっけ?でも、今は、ちょっと別の理由があって……」
岡野(それって、まさか、僕の髪の毛が楽しみとかじゃないよね)
なんでか、鼓動が速くなった。
ちらっと葛原さんと目が合う。
岡野「!!」
(わ、僕、なんで、赤面してるんだ!?)
すると、葛原さんはぷいっと横を向く。
葛原「別に、お前の髪を気にしてるわけじゃないからな」
岡野(うそばっかり。うずうずしてそうだよ……)
と、思うと、なんだか、葛原さんがかわいく思えてくるから、変な感じだ。
葛原「なんで、そこで笑うんだ」
岡野「え、笑ってませんよ」
葛原「いいや、笑った。そういうやつには、罰だな。そうだ岡野、ちょっと来いよ」
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