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資料室に入ると、僕は深呼吸をした。
岡野(資料室に呼びだしって、ベタだよ、ベタ)
「あの、ここで何を?」
葛原「なんだ?なにかされるって期待してたのか?」
岡野「いえ、え?」
葛原「じゃあ、期待に応えて、触ってやろうか?慣れた方がいいんだしな」
岡野「べ、別に、それは、少しずつで」
葛原「少しだろ?」
徐々に、葛原さんが距離を詰めてくる。
岡野「ストップ!それ以上は、ダメです」
もう、視界が顔でいっぱいになるくらい近づいていた。
葛原「まだ、触ってないぞ」
岡野「だから、ここで、どうか」
葛原「おびえる目って、結構、ぞくぞくするな」
意地悪な目が、きらりと危険な光を持つ。
岡野(どうして、こんなことになってるわけ!?)
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