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葛原「まったく、落ちつきのないやつだな」
葛原さんが顔をしかめ、僕をまっすぐ立たせようとする。
でも、その手をとっさに弾いてしまった。
葛原「おい、こっちは助けてやったんだぞ」
岡野(わ、しまった!?先輩になんて、こと)
葛原「お前、手の甲に、引っかき傷できたぞ。猫か、お前」
岡野「すみません。すみません」
とにかく、平謝りするしかない。
葛原「もう、いい。とんだノラ猫だな」
葛原さんは、そっけなく言うと、そばを離れていった。
それに、ほっとする。
岡野(どうしよう。人に触れられるのが怖い状態で……このまま、やっていけるのかな?でも、働かないと、生きていけない……)
岸「どうした?」
葛原「岸さん」
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