第3話

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第3話

資料室で葛原さんとふたりきりになった僕は、息がつまりそうになってる。 鷲見社長や喜多嶋社長みたいに大柄じゃないけど、葛原さんだって体格のしっかりした男の体だ。 そばに寄るだけで威圧感がある。 岡野「な、なにをする気ですか?」 ばくばくする心臓の上で、ぎゅっと手を握りしめて聞いた。 すると、その手を握られる。 岡野「ひっ!」 葛原「本気で、汚物あつかいだな」 岡野「!!」 葛原「そんなに握りしめたら、ネクタイがゆがむだろ?」 岡野「あっ」 (それを言いたいだけ……?) ぱっと手を離してくれたので、肩から力を抜く。 葛原「女相手じゃないんだから、襲うわけないだろ?」 岡野「女の子相手でも、やっちゃだめです」 葛原「くっ!」 岡野(笑われた……) 葛原「真面目だな」 こつんとおでこにグーをつけられた。
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