第4話

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岡野(え?どうして?) 葛原「お前、それって、まんま恋する女のセリフじゃないか」 岡野「恥ずかしいっ!!」 葛原さんよりも、もっと赤くなる。 葛原「だな」 もごもごっと葛原さんが口ごもった。 葛原「とりあえず、ここまではOKだよな」 岡野「……たぶん……」 (まだ、胸はドキドキするけど……) 葛原「よし、次は、これだ」 岡野「うわっ」 いきなり首筋のあたりを撫でられて、びくっと体が震えた。 震えた勢いで、イスから転げ落ちそうになる。 それを止めようとした葛原さんが僕の腕をしっかりつかんで、引き寄せた。 岡野「っ!!」 それにもびくっとしたけれど、すぐにぱっと離してくれて??。 葛原「これは、ダメなわけだ」 岡野「……そ、そうみたいです」 しょぼんとすると、葛原さんが頭をぽんっと優しく叩いた。 岡野「あっ」 葛原「けど、こういうのは平気になってきてるだろ?」 岡野「はあ……。葛原さんが、よくやるから」 葛原「じゃ、やっぱり慣れだな。これからは、たっぷりと練習をさせてやるからな。お前がお願いしてるんだから、これからは泣いても止めないぜ」 岡野「わかりました」 覚悟をきめて頷く。 葛原「いい顔だな」 その日から、僕と葛原さんの秘密の特訓が始まった。
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