第1章

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ーお前も物好きだなぁ。ま、仕事も終わったなら行って来いよ。ほら、地下一階の階段降りて右に曲がった奥のでんせつの部屋にいると思うよ。 そう松本に言われ、神田は仕事を片付けるとそそくさと仕事を後にした。 神田の警備部署は三階。 地下一階にはエレベーターが通っておらず、一階まではエレベーターで降りてそこからはすぐ隣にある少し錆びたドアを開けると地下一階へと繋がっている。 「でんせつ」の部屋か..... いったいどのような部屋なんだろうか。 そもそも何故みんなでんせつ部屋を知っているのだろうか。 考え出すときりがない。 が、今日そこへ行けばわかる。 そして謎だった佐藤さんと話すことが出来る。 神田はその部屋の前で足を止めた。 [電気設備科] の文字がドアにかけられていた。
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