第1章

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現在、未だにテロや戦争は終わりを告げていない。なぜテロや戦争が続くのか? それは国と国のは武力に関係している。もはや、人々は互いに分かち合えるなどという綺麗事はこの核や武器が存在している限り人々が納得する事などないのだ。 しかし、二千四十六年現在、テロや戦争を阻止するため武力行使を使い活動している集団がある。勿論、刃物や銃も使う。戦争をしないなどと日本は述べているが、それは自分達の身を守る為であって、心中ではわかっているのである。武力でしか、テロや戦争に終止符を打つことが出来ない事を――――― そして今、恐怖や欲望、混乱に満ちた物語が始まる。 二千四十六年、俺、天城攻汰は朱聖ヵ丘学園に入学した。 ここは都内での有名学園であり、俺の憧れだった。期待に満ちた高校生活が待っている.....そう思うと胸が弾んで仕方が無く、嫌いな近所のハバアにまで挨拶してしまった。 おっといけない、おばあさまだよな♪ 俺のクラスは1-Bになった。 友達できるといいなあ。そして、高校生活一日目を終え、家に真っ先に帰った。やる事はただ一つ、ゲームをする事だ。 そう、ゲームでの俺はとてつもなく廃人で、全国ランカーにも入った事がある。 鼻歌を歌いながらプレステのスイッチを入れる。もう誰も俺を止める事はできない。家族であろうとも。 そうそう、我が天城家の家族構成は、母親一人、弟一人である。小さい頃、両親は離婚した。意見の食い違いだろう。そんな些細な事で離婚してしまうんだから、所詮大人も子供と変わらない。母親は俺達を引き取り、女手一本で俺を高校生、弟を中三まで育ててくれた。感謝してはいるが、喧嘩ばかりだ。親孝行してみてぇ... 。 怒られる原因というのはやはりゲームのやりすぎなんだよな。まあ、朱聖ヵ丘学園という名門学園に合格するほどだから、頭には自信がある。 それとは別に、ゲームは俺の人生でもあるんだよ。それを母親は「ゲームなんて所詮b...」ここで喧嘩になる。その先は聞いたことがない。てか、聞きたくない。ゲームなんて所詮という言葉は、自分の趣味、やりたがってる事を否定されていると俺は思う。やりたい事をやらせてくれ という執念に駆られるのだ。 そんな俺でも母親か好きだし、親孝行したいし、何より長生きして欲しいと思う。そんなことを思いつつ、気づいたら21時を過ぎていた。母親は夜勤で帰ってこないからコンビニに行って飯買ってくるか。
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