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「うん。だって、今日告白されて、初めて青木クンのこと知ったんだもん。なかなかイケメンだし、カッコイイって思ったから」
「はあ?なにそれ?」
いつも、ボウってしている涼がきゅうに怖い顔をした。
小さい頃から毎日会ってて、同い年で、小、中、高全部一緒で、わたしの言うことを聞いてくれてた涼が……
わたしをにらみつけた。
「いいじゃん。別に。わたしのこと好きだって言ってくれたんだもん」
にらんでいる涼から目をそらして、そうつぶやいた。
「自分のこと好きだって言ってくれた男なら誰でも付き合うのかよ」
「誰でもって、わけじゃないけど……」
「その青木ってヤツがカッコよかったからか?」
「うん。まあ……そんなかんじかな」
「おまえ、それでいいのかよ」
いきなり、もの凄い力で、右腕をつかまれた。
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