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頭の良い組は夏期講習やら補強授業、冬期講習などを行っている。
「まあ、あとちょっとで終わりだし――それまでの我慢だね」
「そうだね」
今日の補習授業は無事に終了を迎えることができた。
赤点者の補習授業は放課後の数十分程度。
わたしたちは暑さから逃れるべく学校近くのカフェへ直行した。
「そういえばさ、坂本が補習とか珍しくない?」
「ぶっ!?」
坂本君の名前を聞いて思わずカフェオレを吐き出す。
「ちょっと、大丈夫?」
「うん」
とっさにハンカチを口元に抑えて、大惨事にならない程度に済んだ。
「急にどうしたの?」
「いや、さ。坂本って確か成績上位者じゃん。だから珍しいと思って」
「え? そうだったの?」
「あんた知らなかったのか」
「お恥ずかしながら」
めい曰く、1年生の時から坂本君は学年10位に入る人だったらしい。
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