朱音の好きなもの

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新暦79年とある日 ミッドチルダ中央の一等地に建つ家のリビングにて 「まだかな♪まだかな♪」 と楽しげにソファーに腰掛けてながら足をパタパタしているのはこの家の家主である女性で名前は東野朱音。時空管理局地上本部所属かつ若干23才にしてそこの長官直属の遊撃部隊部隊長であり階級は一等空佐(実際はとっくに将官になっているが本人希望にて階級変化無し)そして普段は冷静かつ堂々とした性格故に同性からの人気が凄いのだが今の彼女は言ってしまえば遠足前の子供みたくはしゃいでいた。とそこに一人の男子がやって来た 「おーいお袋……さっきから何柄にもないテンションではしゃいでんだよ」 この男子は朱音の子供(となっている)東野朱哉。最近の悩みは顔が母親に似すぎた事による親戚からの女装攻撃 「あっ朱哉♪実は頼んどいた商品が今日届くのよそれが楽しみで楽しみで」(朱音) 「ふーん頼んどいた商品が届くねぇ……ってお袋通販嫌いじゃなかったのか?」(朱哉) 「まぁそうなんだけどさ。それはその世界でしか売ってなくてねぇ、そこに行けば早いんだけど今回はそこの世界の友達が頼んどいてくれたの」(朱音) 「へぇんでお袋が柄にもないテンションになるほど欲しくなるもんって何さ?」(朱哉) 「秘密よ秘密♪」(朱音) と息子の質問に唇に人差し指を当てながら返した 「んじゃせめてどんな世界かだけでも良いだろ?」(朱哉) 「まぁそれくらいは良いかそこはね……第42管理局友好世界[フランベルジュ]よ」(朱音) 「フランベルジュって国土面積三分の二を学園都市が占めててその学園都市で超能力開発してるとこだろ?何でまたそんな世界に友達がいるんだ?」(朱哉) 「簡単よあたし達が任務に向かったからよ」(朱音) 「……本当お袋達って色んな世界行くんだな」(朱哉) 「まぁね……あっそうだ折角だからその任務の話でもしてあげようか?荷物待つついでに」(朱音) 「ついでにですか……まぁ聞くよ。ちょうど学校で親についての作文の宿題出されたから資料の一環としてな」(朱哉) 「じゃあ決まりね……あんときは確か新暦73年ね」(朱音)
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