朱音の好きなもの

6/9

25人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
翌朝 サイキックシティ中央地区の時計台広場にあるオープンカフェにて 「へぇ~朱音さん達は管理局の職員さんなんだ、意外に若いですね」 と一人の腰まである光沢のある赤い髪の女子がそう呟きながら朱音達をじっくり眺めていた 「もうカリンさんそんなにガン見しちゃ駄目ですよ!」 とそれを短い紫色の髪の上にやけにリアルな花冠がある女子が注意する 「もう固いなリコ、いくらこの町が管理局と友好的とは言っても実際に見るのは初めてなんだしさ」(カリン) 「まぁ私たちは別に構わないわよ。見られるのには慣れてるし……うんなかなかいけるわね」(朱音) と朱音は頼んだアイスエスプレッソコーヒーのブラックを飲みながら返答 「それでも中央警察庁長官が直々に協力を要請なさるとはやはり今回の失踪事件何かありそうな気がしますの」 そして茶髪のツインテールの女子が難しい顔をしているとリフルが 「なーにミリアまたその話?せっかくの休日なんだから仕事の事は忘れましょうよ……ね?」(リフル) 「そうは言われましてもこのサイキックシティでの事件ですから私たち[ガーディアン]の仕事でもありますの……」(ミリア) 「……[ガーディアン]……確かこのサイキックシティの学生が所属する町の警備や対超能力者用の組織でしたね」(シュテル) 「僕も調べた時は学生に何させてるんだろうって思ったけど超能力は学生しか持てないからね……って事はリフルちゃん達も超能力があるの?」(麻紗人) 「はい私は四元素発生(エレメントマスター)っていう火、水、土、風を生み出したり操作出来る能力で……」(リフル) 「この町で6人しかいない能力の効力、自由誘発性、制御性全てMAXでないと得られない称号のランクSS能力者ですの。因みに私はランクSの転移(ムーバー)ですの……まぁ触れた物しか転移出来ないから仕方ないと言えば仕方ないのですが」(ミリア) 「お二人共Sランク越えだから凄いですよ~私なんかB+ランクの物質保温(サーモメータル)ですから。良く検査員にも言われますよ[お前は保温するだけじゃなくて温度変換出来れば良いのにな]って」(リコ) 「フムフムひとえに超能力と言っても色々あるんだな……っとそういえばカリンはどうなんだ?」(アイン) 「私はランクBの幸運遣い(ラックテイマー)なんです。能力自体はうまくいけば人の運を操作出来ちゃうとんでも能力なんですけど……あたしどうも制御が得意じゃないのと発動自体にムラがあってだからただ人より運がちょっと良い位なんですよ」(カリン)
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加