朱音の好きなもの

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とそれからは女子四人、女性三人、男の娘一人で和気藹々としたガールズトークを展開してりゲームセンターに立ち寄って遊んで時間を過ごしていた……そして街に夜の帳が降りた頃朱音達は再び街に繰り出して誘拐事件の被害者の家族に聞き込み等をしていた……そして二時間程が経って朱音達は集めた情報を整理する為に公園にいた 「まぁざっくり聞いてみたけど共通点は誘拐された時間は深夜であることと部屋に誘拐犯が被害者の部屋に侵入した形跡が無いこと、それとアルマンさんのリストから読み取れた一日に50人単位それを全く同じ日同じ時間で誘拐したって事……うーんずいぶん凄腕な誘拐犯ね」(朱音) 「この街ならではで超能力者がやったかと思いましたがミリアさんの所属する支部のデータベースで全テレポーターを調べてもらいましたが全員証明出来るアリバイあり」(シュテル) 「これは予想以上に困難な任務だな」(アインス) 「確かにそうだね「兄さんちょっとストップ」……え?」(麻紗人) 「質の悪いお客さん達よ……出てきなさいっ!隠れてるのは分かってるんだから!」(朱音) と朱音が声を上げると木々の影から見た目怖そうな黒服の男達がズラズラと出てきた……その数およそ60人。その中のリーダー格の男がこう言った 「……気付かれてしまったか鋭いんだなお嬢ちゃん」(リーダー) 「あたし昔から人の気配には敏感なものでね。それで要件は何かしら?」(朱音) 「いや何大した用ではない。あるお方から依頼されてな……違かったら退散するがお嬢ちゃんらが今回の誘拐事件を調べ回ってる管理局の連中で間違いないか?」(リーダー) 「答えはイエスよ……だから?」(朱音) 「そうか……なら質問だこの件からは手を引け」(黒服リーダー) 「…………お断りしますと言ったら?」(朱音) 「……………………………そうか……では」(黒服リーダー) しばしの沈黙が流れたがリーダーが言葉と同時にスッと構えを取る……それに追従するように他の黒服達も構えを取りだす 「穏やかじゃないわね……クライス!!」(朱音) 「これは確かに質の悪いお客さんだねリスティ!!」(麻紗人) 「ルシフェリオン!!」(シュテル) それを見て朱音も察したのかデバイスをセットアップしバリアジャケットを纏う。それに続いて麻紗人、シュテルもデバイスとバリアジャケットを展開アインスは防護服を纏う 「理解が早くて助かる。さて、私個人的にお嬢ちゃん達には恨みは無いのだが……依頼が依頼なのでな……消えて貰うぞっ!」(黒服リーダー)
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