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そのリーダーの一言から朱音達セイント・ヴァルキリー4人vs黒服60人の戦闘が始まった……朱音達四人はそれぞれ四散し各自で黒服を相手していく。そのなかで朱音の駆逐している集団には黒服のリーダーがいて今まさに戦闘していた
「ヌゥゥゥゥゥン!!」(黒服リーダー)
リーダーは朱音に向けて腕を鋭く降り下ろす
「おっとっと!」(朱音)
朱音はその腕をバックステップで避ける……すると降り下ろされた腕は地面に当たり
ガゴンッ!!
とけたたましい音を上げながら亀裂が走る
「はひゃあぁぁ……こんなの受けたら骨の五、六本は逝ってたわ……ねっ!」(朱音)
朱音はその被害を目の当たりにしてそう呟きながらクライスの弦を引き魔力矢を一気に八本放つ
「フンッ!!」(黒服リーダー)
だが黒服リーダーはそれを一発のパンチで全て消し去った(…………)
「あれま……流石はリーダー、他の黒服とは訳が違うわね。まさかパンチで魔力矢を消し去るとは……こりゃ面倒かもね」(朱音)
「そう言いながら表情からは余裕を感じられるな……正直ここまでの手練れと相対するのは久しぶりぞ……それと自分の名はプラウド・マルコキアだ」(プラウド)
「そうですか。それは失礼した……」(朱音)
そう言いながら弓の弦を絞り再び魔力矢を生成していく
「…………わねっ!!」(朱音)
そして引き絞った弦を放して矢をプラウドに向けて放つ
「フンッ愚かな事を……ゼアァァ!!」(プラウド)
プラウドは軽く鼻で笑い先程同様向かって来る矢にパンチを打ち込んだ……が
ヒュンヒュンッ!!
パンチが当たる寸出の所で矢が意思を持ったかのようにパンチを避けた
「なっ!?矢が方向を変え……グアァァァァァァ!!」(プラウド)
これにはプラウドも呆気に取られてしまい矢が直撃する
「愚かなのはそっちよプラウド・マルコキア……あんな事されて何の対策も立てないとでも思ったのかしら?」(朱音)
「グッ……自分が君のようなお嬢さんに一本取られるとは……だがっ!!」(プラウド)
プラウドはふらつきながら立ち上がると直ぐ様朱音の目の前に肉薄した
「お嬢さんは近接格闘の術は無い!!つまり近付きさえすれば自分の間合い!!」(プラウド)
「………………はぁ」(朱音)
そんな朱音はただ溜め息一つ付く……その刹那
シュバッ!!
「ガハッ!?」(プラウド)
ドサッ!!
「いっ、一体何が……(ガクッ)」
プラウドが斬撃を受けて飛ばされて気絶した
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