おもひで
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母の実家は、昔どこかの外国人が建てた洋館だった。 庭には花々が咲き誇り、屋根には風見鶏が踊り、そして、あの窓には彼が佇んでいた。 「ママ。あの叔父さん、誰?」 私が塔の窓を指差しそう尋ねると、母は決まって淋しそうに微笑んだ。 「さぁ、誰かしら……」 その答えは、結局いつも聞けなかった。
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