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「なぁ、笑美。
今日の事なんだけど・・・。」
「ん・・・?」
己一は言いだし難そうに顔を赤らめ、私にこんな案を提示してきた。
「今日、笑美の新居を一緒に探しに行かないか?」
「え・・・?私の新居を・・・?」
己一のこの提案の意図を探る。
本来は今日、私の誕生日デートという名目で新札幌にいくはずだった。
しかし、唐突なこの提案は一体・・・?
急な予定変更に驚く私。
だけど己一は気まずそうにしながらも、自分の思いを素直なまま私にぶつけてくれた。
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