依存と許容

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現在時刻は午前7時。 どうやら私は、意識を失いそのまま眠っていたようだ。 医師の所見では異常がなく、唐突な出来事に驚いた事による急な血圧の変化によって強い動悸を感じただけ。 そしてパニックが引き起こした過呼吸によって息苦しさを感じ、そのまま意識を失って倒れたのではないかという事だった。 今回のこの出来事は、処置を担当した医師を通じて北医大病院にも連絡が入っている。 そして状況説明や私が持病の治療中である事を説明してくれたのは、ずっと隣で付き添ってくれていた己一だった。
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