7944人が本棚に入れています
本棚に追加
/1157ページ
「じゃあ、話しちまうけどよ。順番、俺が明日でいいのかい?あんたと俺、両方ヒールになっちまうけど、いいんだな?」
「うーん・・・そうだねえ。」
遅かれ早かれそうなるのだ。
「明日、話したいって立候補がなかったら、言っちゃっていいよ。どうせバレることなんだし、バレたら全員の問題にもなりかねないことなんだし。」
「了解。」
ニヤリと笑って親指を立てると、ヤクさんは立ち上がって部屋から出た。
二人の密談は、先生も知らない。
黄嶋が館に来て、2日目の夜。
館全体が、ざわめき、落ち着かない雰囲気に変わっていこうとしていた。
.
最初のコメントを投稿しよう!