忠告

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「気にしてないよ、私は。 皆も声かけてくれるし、大丈夫。 志藤くんも 心配してくれてありがとう」 「まあ、俺はキャプテンだから。 でも無理しないで、 限界だと思ったら言えよ」 少し照れたように 志藤くんが早口で言う。 純粋に嬉しかったので 笑顔を返す。 志藤くんは 良いキャプテンだと思う。 人をよく見ている。 だから広く、気遣える。 自分のことで 手一杯な私には 到底真似できない。
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