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「はい。GM室」
危なかった。
あと少しで
まともに立てなく
なるところだった。
脚が震えている。
心だけでなく
身体にまで過去を
無理やり思い出させるような
行為だった。
「やっぱり君か
香坂くん」
香坂。
彼女に助けられた。
シャツのボタンを
すべて留め
スカーフを手早く結ぶ。
鏡がないので
上手くいかない。
ここを出たら
すぐにレストルームで
身なりの確認をしないと。
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