第1章

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レースもたっぷり、天井、壁もピンク。 ピンクと言っても、薄い色。 あとは、おじぃちゃまとおばぁちゃまと、白ちゃんと黒ちゃんと、泰くんと詩織ちゃんと……。 楽ちゃんを忘れてたわ。 楽ちゃんがお父さんのお父さんだから、おじぃちゃまって呼ばないといけないんだけど。 おじぃちゃまって感じじゃないのよね。 楽ちゃんも忙しい人だからあまり会えないし。 みんながくれるヌイグルミたち、その他の贈り物で埋め尽くされてる私の部屋。 クローゼットの扉を開けて、下着を取り出して、バスルームに向かう。 部屋を出て右奥がお父さんの部屋。 私が生まれる前の私の部屋はダディの部屋だったみたい。 今はお父さんの部屋がダディの部屋でもあるわね。 バスルームの脱衣室にある棚に着替えを置いて、脱衣室を出る。 お父さんは必ず5時前に起き出している。 カフェレストランを経営しているお父さんは水曜日以外は毎日働いてるわ。 泰くんと詩織ちゃんがシェフで、私のお兄ちゃんとお姉ちゃんみたいでいつも楽しい。 私のお家は、2階が住宅で1階がお店。
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