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“誰がなんと言おうと俺の子供だ”
………お父さんは本当に男前だわ。
幼稚園も小学校も別段代わりない日本人ばかりの学校。
異色の私。
父兄参加はいつだってお父さん。
母親のいない私。
他にも片親だけの家族はいたわ。
いたけれど、見た目が違う親子は奇異に見られるの。
初めはどうしてなのかわからなかった。
母親がいないことに疑問を持ったことはあまりないかも。
私の中で<家族>が成り立っていたから。
だけど、子供は残酷で。
色々な憶測を母親同士が話し合い、それを聞いている子供が当事者に伝えるの。
さも、自分が優位であるかのように。
小学生の5年生に上がる頃、組み替えがあって5年生になる。
繰り上がりクラスメイト、久しぶりのクラスメイト、初めましてのクラスメイトが集まる新しいクラス。
先生も初めて、担任を受け持つ女の人。
初めましての男女が私を奇異の目で見て、こそこそ話をする。
これが1週間続いてみて?
気付かないフリっていうか、面倒だったから、無視をしてたら、声が大きくなってたの。
可笑しかったけど、タイミング悪く、ある言葉を聞いちゃって―。
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