第1章

3/6
前へ
/6ページ
次へ
「お、おい。本当か!? 本当にこれ、 『この木』の子供たちなのか!」 「…ああ、本当だ。 この学校が廃校した後、 俺と地元の有志で育ている 大切な『記憶の木』だ…。 …そして、ここの福祉介護施設が完成する時に 周りに植える事も決めてある。 …『この木』とはお別れでも、 『次の世代』である『子供たち』に 『ここに学校があり、 沢山の若者が巣だって行った』という記憶は 受け継がれるハズだ。 ……さて、湿っぽい話は終わりにして 『この木』への別れと 『次の子供たち』の祝いの花見、 始めようか(笑)」 ………そして、『最後の花見』は 夜明け前まで続いた…
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加