第1章

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家にいても お客さんたちに占領されて 居場所がなかったんですよね。 普段なら 来ない遠方の方も 来られているので… こどもは…顔を出さなくても みたいな場所でしたし。 姉と二人で風呂やサウナ お食事も満喫して そろそろ 帰ろうかと8時半ぐらい 今から帰れば9時には家に つくだろうって… 湯上がりの 私たちはいつものように 家に帰るつもりでした。 大音量の車は走りだします 当たり前に来た一本道を ところが…山に近いせいか… 目の前には除雪した雪山が あって二つに別れる道が見えました。 来るときには 気がつかなかったのかなと 姉が言うのです。 私は当時、免許取り立てで 道には不慣れでした。 ただ、車が通る雪道では 輪立ちが強くみえるほうに 進めばいいんじゃない… と適当に姉に答えたんです。 その方向を曲がると 山から見下ろす感じで 遠くには街灯かりが 見えてました。
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